「百合、幸夜くんが来たわよ。」 お母さんに呼ばれて、思いだした。 幸夜と2人で、花織と孝介を迎えに行くんだった。 花織と孝介の両親は共働きしてて、来るのが遅いとか言ってたし。 「行ってきます。」 幸夜、ごめんね。 私のせいで、最悪な誕生日になるなんて…