白夢ー善悪と妖怪ー

昌誠が俺に追いついた。

「今から帰りか?」

「あぁ。お前がこんな時間になるなんて珍しいな?」

「俺はあの事件のせいでな」

「あの事件って《女童殺し》か?」

昌誠は小さく頷き話を続けた。

「この前の六条の事件でもう3件目だ」

「なぁ今から六条の現場行かねぇか? 」

「別にいいが、急になんだ!?」

「ただの気まぐれだ」

「お前の気まぐれは本当に急だな」