「なぁ、上条は篠原に何あげんの?」
体育の授業中、翔が上条に話しかけた。
コートではバスケの試合が行われている。
2クラス合同の体育ではチームが5つできるため
試合時間よりも待ち時間の方が多い。
コート脇で待ってる生徒は
みんな試合を見ながらヤジを飛ばしたり
女子を眺めたり…
先生もすっかり教官室から出てこない事をいい事に
好き放題だった。
「…さぁ」
涼しい表情を浮かべながら
つれない返事をする上条に翔がむすっとして口を尖らせる。
「なんだよ、その返事ー。
…つぅかさ、ぶっちゃけどこまでいってんの?」
ワクワクした表情を向ける翔に上条がふっと笑って…
「…知りたい?」
意味深に笑う。
その表情を見て翔が少しだけ苦笑いを浮かべた。
「や…いい(笑)
恐ぇよ。
なんか上条ノーマルじゃなさそ…いってぇっ!」
「次、オレ達。
…いつまでもバカな事言ってんな」
翔が上条に叩かれた頭を片手で押さえながら立ち上がる。
コートにはすでに相手チームが整列していて
翔がコートに入ると試合開始の笛が響いた。
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