「…っ…ん」
優奈の口から甘い声が漏れて…
翔の頭を痺れさせる。
「え…?
…あっ…や…翔…?」
優奈の唇を開放した翔が
優奈の首筋にキスを落とすと
優奈が戸惑ったような声を上げた。
「なに?」
わざと優奈の耳元で答える翔に
優奈がぴくんと体をすくませる。
「なにって…
や…ダメっ…」
1つ目のボタンを開けたブラウスの間から
翔が直接優奈の肌に触れて…
優奈が小さく抵抗する。
「ダメっ
ってゆうか…だってここから出なくちゃ」
優奈が翔の胸を押すと
翔が不機嫌そうに離れて…
小さくため息をつく。
「そんな顔したってしょうがないじゃない…。
鍵かけられちゃったんだよ?
このままじゃ出られないもん。
…こんな事してる場合じゃないよ」
少し赤くなった顔で言う優奈を見て…
翔が名残惜しげに図書室のドアに向かう。
「翔?」
「…じゃあここから出られたらさっきの続きしてもいい?」
翔が歩きながら言った言葉に…
優奈の顔が真っ赤に染まる。
「優奈?」
返事をせかす翔に優奈が俯いて…
「…10分で出られたら
…いいよ」
キュッと目をつぶって言う優奈に翔が満足そうに微笑んで…
ドアをガタガタと上下に揺らし始めた。
「…そんなんで開くの?」
不思議そうに眺める優奈に
「まぁ、見てなって」
翔がいたずらな笑顔を向ける。
その直後―――…
…カチャン
ロックを解除された音が静かな図書室に響いた。
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