「莉音ー帰るぞー!!」 そう言って、莉音の教室へはいる。 視線の先には、楽しそうに話す莉音と望の姿。 「あっ、佑斗っ! じゃあね、望」 「ウン、じゃあな。」 「お待たせ、佑斗。」 「おぅ。 じゃあ、行くか」 「ウン♪」 そう言って、自然に手をつなぐ俺たち。 俺は少し…望がきになり、教室の方を向く。 「…」 そこには、切なそうに俺ら… イや…莉音を見つめる望がいた。 「佑斗? いかないの?」 そんな視線に気づきもしない莉音。 「あっ、わりぃ。 いこっか^^」