「莉音、あとで話ある…」 教室につくと、莉音にそう告げる。 「…わかった…。」 やっぱり少し元気がない。 まぁ、原因はもうわかったんだけどな。 授業が終わり、休み時間。 俺は莉音に近づく。 「莉音、行くぞ。」 「あっ…ウン。」 そう言って、俺の後をついてくる莉音。 空き教室の前まできて、俺は莉音に話しかける。 「…キスしたんだって…?」 「え…?」 動揺する莉音。 「郁と…昨日。」 そう言って、俺は莉音を廊下の壁へ押し寄せる。