「郁ーまってよー」 そう言って、少し前を歩く郁に近づく。 「どうしたの? 怒ってる…?」 「…別に、怒ってないよ^^」 「そぅ?」 「ウン。 それより、莉音。 遠足、絶対僕と一緒の班になろうね♪」 そう言って、ニコニコする郁。 「ウっ、ウンっ。」 「やったぁ♪ じゃあ、いこっ」 そう言って、私の手を握る郁。 「えっ…でも、佑斗たちが…」 「いいじゃん、ほっとけば^^」 「そういうわけには、いかねぇんだよな?」