そう言って、歩きだす望。 「ウっ、ウン…」 不思議に思いながらも、私は望の後に続いた。 「あっ、そういえばもうすぐ遠足やん♪」 そう、楽しみ♪とでも言うように話す望。 「相変わらず、そういう学校行事好きだね…」 呆れぎみで言う凛。 「だって、楽しいやんか!! 2年は、自分らーで昼作るらしいしさっ♪」 「もう、遠足か…? って感じだな」 「なんや、冷めとるなぁ佑斗。」