ガラッ 「あっ、戻ってきたー」 そう言う凛の声を、耳にしすぐ教室のドアを見る。 そこには、少しぎこちない莉音と郁の姿。 何かあったのか…? 「なぁ、なんかあったんか? 2人とも…怪しいで~?^^」 俺の聞きたいことを、軽く口にした望。 「なっなんでもないよっ!!」 あわてて、そう言う莉音。 絶対何かあったな。 「…」 「郁、どーしてん?」 「…」 さっきから、何も言わず少し下を見ている郁。