アルバートルについてよく話せないまま、私はエンの後ろを歩き続けた。 砂漠には何の目印も無い。 それでもエンは迷い無く進んだ。私は不安をおぼえていたが、頼れるものは他に無かった。 方位磁針ですら彼女の後を追うのだ。