へつらひを聞けば
腹立(はらだ)つわがこころ
あまりに我を知るがかなしき


 我を知る勇気を奮え
 囚われの心の深き
 淵より出でよ
 (一郎)'04.2.24

 体制にへつらうなかれ
 体制の欲求こそは
 富の集中
 (一郎)'06.10.16

 へつらわず媚びることなく
 清貧を選んだ父に
 添い遂げた母


 長崎では和裁を教えながら仕立の内職をしていました
 福岡ではリヤカーで花の行商をしていました
 それから貸ふとん店で事務をしながら布団を縫っていました
 働きどうしの母でしたが
 母の口から愚痴や文句がましい事を聞いたことがありません
 
 なのに私は怠け者です
 親不孝ばかりしています
 そんな私に父や母は何も言いませんでした
 私を信じて黙って見守ってくれていました
 それがどんなに難しい事か・・・

 父が死んだときに長男の私は帰りませんでした
 母のその時にもきっと帰らないでしょう
 意気地無しだからです
 そんな私を父も母も仕方がない奴だと許してくれると思います
 どうしようもない甘えん坊なのです
 [ 一郎 ] '08.7.19