「いつも話は聞いてます。俺、直ちゃんの親友のゆかりの旦那の卓弥です」



自己紹介したたっくんに、みんなが挨拶をした。



ゆかりと依子、龍もみんなに自己紹介をして、専門学校のみんなも挨拶をした。





「やっと会えて嬉しいなぁ。みんなの名前だけ聞いてたんで」




たっくんはやっぱり好感度№1の爽やか青年だなぁ。



みんなの心をガッチリ掴んでいる感じ。






「特に要君なんて名前だけは何度も聞いてるもん」



「マジっすか?」



「うん。噂通りのイケメンだな。でも、こっちにもすげーイケメンがいるんだよ」





そう言って、前を向いたままの隆介君の肩を叩いた。




「おい、隆介!」




面倒臭そうに振り向く隆介君。




「あ、ど~も」




隆介君を見た女子一同は、顔を見合わせた。






「かっこいい~!!」





だよね。



そうなるよね。




私はなんだか、ちょっと誇らしい気持ちになって、隆介君と美亜ちゃんを紹介した。