『皆様御席に』

リーンが円卓に人数分茶を用意し

『私は、私がモデルの身体で説明
をしましょうね、』

箱を持っていた少女が動いた

「私が"箱"と呼ばれる前の昔話

貴方達が生まれる前の話から

あの悲しみ"事件"達の話よ

その後私を壊して欲しいの」

少女は切ないように言うから

「わかった」

ユキが納得してくれたから

「聞くよ」

皆納得したらしい

「あいつらの殺意の無さも気には
かかっていたが"箱"自体の願いな
らあいつらの行動はわかるしな」

カグがつけたしていた