泣いた未音を見て、俺なりに考えた。 「いいの?!」 「ああ」 ぎゅっと抱きついてきた未音に、思わず顔が緩んだ。 「何で⁈何かあったの⁈」 「また昨日みたいに待たれたら、ウザいからな」 …嘘だけど。 一緒に帰るのも、悪くないから。