眠り姫にはキスを。




なんとかそれを押さえて、声のする方へ振り向くと、加奈が立っていた。




「加奈かぁ。
びっくりするじゃんっ」



「だって美沙、なんか不審者みたいじゃん?」



「不審者って。
違いますっ」