眠り姫にはキスを。




そんなこと言って、ちょっと優位に立ってみる。


それもすぐに逆転される。

だって、こんなに甘く優しいキスには、逆らえないから。




「ごめん、寝込みなんか襲って」




唇を離した進藤くんは、額と額をくっつけて、謝った。