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「っ!?」


飛び起きるように目を覚ましたのは自室。


閑散とした生活感のない部屋。広すぎるその部屋は私の身に余っていた。


自分の姿を見れば制服ではなくて、いつも寝るときに着る緩めの服になっていた。


帰ってきた覚えも着替えた覚えもなく、記憶を遡り始める。


私は……教室から走って……走って?走った後でどうなった?思い出せない。


と、ふとこの部屋に人の気配がある事に気づいた。


誰かいる?


ギュッと身構えた時、部屋のドアが開いた。


「未来……」


何で?何で?何で!


疑問しか思い浮かばない。


「か、あさん……」


どうしてここにいる?