翌日、教室に入るとちらりちらりとみんなが俺を見た。 まったく、うっとうしい。 なんだ、その興味本位の目は。 昨日の憔悴しきった杉本の母親と失望した春野の表情が、脳裏に焼きついて離れない。 お前ら、なんにも知らないくせに。 どさりと自分の席に座り、背もたれに全身を預け、足をだらりと伸ばした。 すると、またしても増田が俺の前に立ち、険しい顔で俺をにらんだ。 「杉本くん、本当に重症なの?」 増田がそう言うと、クラスが少ししんとした。