Love*Note~先生に恋した21ヶ月~

どこか逆らえない威厳のある物言いに、父も思わずそんな返事を返すほど。



「そうか…誕生日だったのにな。……悪かった。さあ行こう」



彼にもう一度深々と頭を下げると、父はあたしの肩に手を置いた。



家へ促す様に、手に力が込められた。






『…―――ッ』




あたしの帰る場所は……



やっぱりあの家しかないんだ。