Love*Note~先生に恋した21ヶ月~

ニッコリ笑ってそれを差し出す。



すると、男性は途端にオロオロし始めた。



「いや、…別に。君に反省の色さえ伺えれば穏便に済ませてもいいんだ。ほら、学校の勉強とか色々大変なんだろう?」



男性は机の上に置かれた1冊の本を手に取った。




どっちが被害者なのか分からなくなってきた。


……この展開。





「大抵はコミックだとか雑誌だとか。参考書っていうのはあまりないからな…」



何故か憐れんだ目であたしを見る。