Love*Note~先生に恋した21ヶ月~

自分に向けられた言葉だと一発で理解し、あたしはビクンと肩をあげた。




マズッ……




警察……?


補導……?



あたし制服姿だし……





涙をゴシゴシと拭いてからゆっくり後ろを振り返ると、そこに立っていたのはサラリーマン風の男性。



スーツを着た男性が、土手の上に立っていた。




なんだ……



ただの通りすがりのおじさんか。




あたしは安心してまた顔を前に戻す。



こんな人の言う事にいちいち答える義理はない。