Love*Note~先生に恋した21ヶ月~

もうっ、わけが分かんない――っ…!!



気付けば日はどっぷりと暮れていた。


けれど街は迫りくる大イベントに向けて、赤緑黄…などの人工色への明るさに切り替わっていた。



気の早いサンタクロースが"ジングルベル"なんて歌ってる。



人々を浮かれさせるそのライトや音色は、今のあたしにとって目障り以外他ならない。



それを見ないように、アスファルトだけを見つめて当てもなく歩く。





――ドンッ…




そんなことをしていれば誰かにぶつかってしまうのは当然で