Love*Note~先生に恋した21ヶ月~

志摩先輩は、少し顔を近づけると小声でこう言った。



「4月から彼女が復学する。困っていたら力になってやってくれな」




彼女を心の底から想う、優しい瞳だった。




『はい。任せといてください』




正しい答えを導き出す為に、自分の秘密まで打ち明けてくれた志摩先輩。


そんな志摩先輩に、少しでも返せることがあるなら……



あたしはニッコリ笑ってそれに応えた。