Love*Note~先生に恋した21ヶ月~

「それが分かってたのに、何もしてやれなくて……ごめん」



いつの間にか縮まった距離。


あたしの頭の上には、いつものように成瀬先生の手のひらがふわりと落とされた。





ありがとう、成瀬先生。



それが本当なら、成瀬先生があたしに与えてくれた“愛”だって含まれているはず。


その“愛”があったからこそ、あたしは本気で成瀬先生を愛することが出来たんだと思う。


堪えた涙がポタリと床に弾けた。