Love*Note~先生に恋した21ヶ月~

『あたしの方こそ、先生にいっぱいありがとうを言わなくちゃいけない』




成瀬先生との出会い。



それはかけがえのない出逢い。


何にも代えがたい出会いだったのだから。




『あの日、先生が見つけてくれたから。じゃなかったら、今のあたしはない。だから、先生との出会いは一生大事に出来る素晴らしい出会いだったよ』



そう言うと、成瀬先生はその顔を柔らかくほぐし、いつもの優しい笑顔になった。



「俺もだ。あの時工藤に声をかけたのは偶然じゃない、必然だった。そう思えるくらい、俺の中でも大きな出会いだった」



あの日を懐かしみ、慈しむように。