Love*Note~先生に恋した21ヶ月~

後ろからあたしを呼ぶ声。



振り返ると、そこには目と鼻を真っ赤にさせた成瀬先生の姿。



5メートルほど手前で足を止めた彼は、一呼吸を置くようにゴクリと唾を飲む。



軽く息を吐き出したあと、口を開いた。





「ありがとう……」






あたしはニッコリ笑ってうなずいた。