Love*Note~先生に恋した21ヶ月~

瑶子ちゃんの涙に、横でオロオロしている成瀬先生がなんだかおかしい。



あたしはポケットからハンカチを取り出すと、成瀬先生に握らして“ホラ”と、慰める様に顎で促した。



そんな2人を見て。





「あたしは成瀬先生も瑶子ちゃんも大好きだから。…2人とも、大好きだから!」





“2人とも大っきらい!!!”


あの日の言葉を全撤回するように。




あたしが言いたかったのはこれだけ。



あたしの気持ちが2人に届いてくれれば十分。