瑶子ちゃんの涙に、横でオロオロしている成瀬先生がなんだかおかしい。
あたしはポケットからハンカチを取り出すと、成瀬先生に握らして“ホラ”と、慰める様に顎で促した。
そんな2人を見て。
「あたしは成瀬先生も瑶子ちゃんも大好きだから。…2人とも、大好きだから!」
“2人とも大っきらい!!!”
あの日の言葉を全撤回するように。
あたしが言いたかったのはこれだけ。
あたしの気持ちが2人に届いてくれれば十分。
あたしはポケットからハンカチを取り出すと、成瀬先生に握らして“ホラ”と、慰める様に顎で促した。
そんな2人を見て。
「あたしは成瀬先生も瑶子ちゃんも大好きだから。…2人とも、大好きだから!」
“2人とも大っきらい!!!”
あの日の言葉を全撤回するように。
あたしが言いたかったのはこれだけ。
あたしの気持ちが2人に届いてくれれば十分。



