Love*Note~先生に恋した21ヶ月~

2人はただただ目を丸くしながら、あたしを見ていた。



『あたし、自分は凄く強いって思ってた。けど本当はすごく弱くてワガママだったんだ。先生に想いをぶつける事で無理矢理繋ぎとめようとしてただけ。先生を失うのが怖くて……。先生ごめん…』


「謝らなくていい。工藤は何も悪くないから」


『やっぱり、先生はあたしのお兄ちゃんが一番似合ってる。これからも……お兄ちゃんでいてくれる?」


「あぁ……もちろんだ」




声を詰まらせながら成瀬先生は頷く。