Love*Note~先生に恋した21ヶ月~

ぶつかった肩に、2人はお互い丸くした目を合わせたあとあたしの方を向いた。



「紗希ちゃん……あのね……」



瑶子ちゃんは少し曇らせた顔であたしを見たあと、成瀬先生を見上げる。



「あのな…工藤、実は結婚式は……しばらく見送る事になったんだ……」



瑶子ちゃんの言葉を受け継ぎ、成瀬先生も言葉を重ねた。



お互い、言いにくそうに。




それは志摩先輩から聞いた通り事実だった。