Love*Note~先生に恋した21ヶ月~

ドアを開けた音に反応して、顔がこちらに振られた。


後ろで束ねた長い髪を揺らした、瑶子ちゃん。




「紗希……ちゃん…?」




瑶子ちゃんは驚いた目で、確認するように小さく声を落とすと


続けてあたしの後ろに居る成瀬先生を見て、“あっ”っと小さく声を漏らした。





グラッ。



瑶子ちゃんの足場が崩れる。