Love*Note~先生に恋した21ヶ月~

成瀬先生の左手を掴むと、素頓狂な声を出す。



そして椅子から転げ落ちるような形で腰を浮かせた。



そんな成瀬先生を、あたしは強引に引っ張った。





「工藤!何してる!」




担任の声と職員室内全員の視線を浴びながらも、あたしはそのまま成瀬先生を職員室から連れ出した。




放課後の校内に響く二つの足音。






「……どうした……工藤……」