Love*Note~先生に恋した21ヶ月~

小テストの採点でもしていた様子の彼は、赤ペンを止めてゆっくり顔をあげた。


驚いたのか、手からペンが転がった。




成瀬先生はあの日以来、あたしとの約束を忠実に守っていた。



“もう二度と関わらないで――”






言葉を交わす、目が合う。



……何日ぶりだろう。






体は成瀬先生を欲していて、この瞬間あたしの心はそれだけで満たされた。




『先生ちょっと来て!』


「…――おいっ!」