Love*Note~先生に恋した21ヶ月~

酷いよ……


ここまで好きにならせておいて。


今まで何も言ってくれなかった癖に。




ただ、あたしに忘れてくれって言いたいんでしょ……



だったら……





『……いいよ……忘れてあげる』





あたしは成瀬先生の前にスッと立った。



そして、ゆっくり制服のボタンに手を掛けた。




手が震える。



その指先に神経を集中させて、上から順番にボタンを外していった。