Love*Note~先生に恋した21ヶ月~

「工藤がよく話してくれただろ。立花先生の事を。

俺も同じ風に感じてた……」


『……』



確かにあった。



親友とも姉とも呼べるような瑶子ちゃんの事を、自分の事のようによく話すことが。



あたしが瑶子ちゃんに成瀬先生のことを話す様に、あたしも成瀬先生に瑶子ちゃんのことを……



けして目立ちはしないれど、気持ちが優しくてとても純粋な心をもった女の人だ……と。


そんな瑶子ちゃんと友達であることが自慢だったから。




「そんな風に、人のいいところを素直に話せる工藤は、心が綺麗な子なんだと思っていたよ」




そんなの、自分の彼女が褒められたからでしょ……



あたしは耐えられなくて、成瀬先生から目を逸らす。