Love*Note~先生に恋した21ヶ月~

そのまま家に帰ったあたしは、洗面所で勢いよく顔を洗った。



滴がついたままの顔をあげる。



『ブサイク……』



鏡の中の自分に向かって呟いた。



顔だけじゃなくて、性格も……




あたしは何を成瀬先生に期待してた?



人に期待することなんて、無意味だって知ってたのに。



ポタポタ垂れる滴をそのままに、あたしは自分の部屋へと上がった。