Love*Note~先生に恋した21ヶ月~

エレベーターなんて待っていられない。




非常階段を使い、手摺に手を掛けながらダダダダッと駆け下りた。



足がもつれたせいで、途中ミュールが脱げてしまったけどそんなことにも構っていられない。




早く!早く!



出口に向かってひたすらつき進んだ。



やっと1階まで降り立ち、そのまま裏口から逃げるように表へ飛び出した。







「工藤っ!!!!!!」