Love*Note~先生に恋した21ヶ月~

『あ、そうだ』



あたしはいい事を思いついて、マグカップと紅茶の葉の瓶とクッキーをバッグへ詰めた。




瑶子ちゃんと一緒に食べよう。




確かに紅茶もクッキーも美味しい。




けど、何かが物足りないのはやっぱり1人だから。




それに、瑶子ちゃんにもこの美味しさを分けてあげたくて。




どうせならお揃いのマグカップで飲みたいと思い、バッグを大事に抱えながらあたしは瑶子ちゃんの家へ向かった。




バスで30分揺られれば着くという、便利な所にマンションがあったのも行った理由。