Love*Note~先生に恋した21ヶ月~

俯いたあたしに優しく掛る成瀬先生の声。





普段しおらしい顔なんて見せないからビックリした?





『先生ご飯いこ、ご飯!』


「……っ!!」




あたしは笑顔で顔を上げると


成瀬先生に有無を言わせず、ジャケットの裾を引っ張りズンズンと足を進めた。



「ちょ、待て!」



もう7時を回ってる。



学校帰りに一人街をふらついていたあたしはいい加減お腹も空いた。