Love*Note~先生に恋した21ヶ月~

「遠山さんは、相手がいかにも同級生っぽい感じで話してくれたけど、それにしたって不自然なことが多すぎてね。

禁断だとか、価値観がどうとか…くっつきそうで、でもくっつけない理由があるとか…。

どんな相手に恋してるんだろうって、とても興味を持ったよ。そしてやって来たのがキミだったから驚いた」


『良く覚えてましたね……あんな一瞬だったのに…』




あんなに視界が悪かった雨の夜。



あたしは相手の顔も分からなかったのに。




「分かるさ。これでも一応生徒会役員だし」


『そんなもんなんですか』


「そんなもん」


『はぁ……』