Love*Note~先生に恋した21ヶ月~

というか、あたしはもう帰ろうと思ってる。



『あのあたし、本当に相談するつもりで来たんじゃないんです。失礼します』



不快に思いながらも、声や顔に出さないように気をつけた。



一応……敵には回せない。




「待てよ。ここまで聞いたんだからさ、ちょっとぐらいアドバイスさせてもらってもよくないか?」


『……それって弱みにつけこんだ脅しですか?』



ここまで聞いた……って、あたしは何も話してない。



話したのは栞やその彼。