Love*Note~先生に恋した21ヶ月~

あたしには、志摩先輩に相談することは何もない。



栞の為に、彼氏の顔を立てなければ…とここへ来たけど、それも必要なさそうだから。



『もし、キャンセル料が発生するなら払いますから』



鞄を開き財布を取り出すと





「キミ、この間会ったよね」


『はい…?』


「ものすごい土砂降りの夜」


『……』


「アパートの前で傘差してずっと立ってた」


『………!!!』