Love*Note~先生に恋した21ヶ月~

「今から聞くことは一切口外しない。ここに誓約書もあるからサインして欲しいんだ…」



志摩先輩があたしの前に広げたのは1枚の書類。



『誓約書?』



そこには何やら文字が連なっていて、志摩先輩の印鑑が押されている。



その下に空欄の署名欄があった。



どうやらあたしに何かを誓わせるのではなくて、志摩先輩が誓ったものに、あたしが同意をする様子。



『いや……いいですよ』



こんな大々的なものを出され、あたしは両手を振って断った。



『すみません……実は、友達の手前こうして来たんですけど………やっぱり……すみません!』



あたしはその場に立ち、志摩先輩に頭を下げた。