Love*Note~先生に恋した21ヶ月~

思ったよりも優しい声。



昨日の彼が彼だっただけに、変に先入観のあったあたしはこれだけで緊張が半分に解けた気がした。



「いい友達持ってんじゃないの?本当にキミの事心配してそうだったから」


『……はい?』


「俺にキミの事頼んできた子、遠山さん」




嘘……




遠山、とは栞の事。



あのチャラチャラした彼氏が、勝手に志摩先輩に話したんじゃないの……?