Love*Note~先生に恋した21ヶ月~

近づいて郵便受けを確認する。



“成瀬”という文字を見ただけで、少し体があったまった。





7時……8時……



時間だけが刻々と過ぎて行く。



それでも成瀬先生は帰って来ない。



『遅いな……』



寒さのせいで完全にマヒした足の指を温めるようにひたすら足踏み。