Love*Note~先生に恋した21ヶ月~

『だったら栞が相談に行けば?』


「あたし?あたし達はラブラブですから!」



悩みなんてないという風に、気持ち悪いくらいニタッと笑う。



『あの先輩が真面目に悩み相談を受けてるなんて信じられない』




見た目はチャラいし、そんな人に恋愛相談を持ちかけるなんて不思議で仕方なかった。




ただ単に志摩先輩に近づきたいとう女の子と、誰でもいいから女の子を抱きたいという双方の利害の一致。



きっと続きはベッドの中で…なんて女の子を片っ端から部屋へ連れ込んでるんじゃないの?



密かにあたしは疑って掛かっていた。



誰もが志摩マジックに引っ掛かっているのだと。