しっかりとこっちを見ている日奈の表情は悲しそうに歪んでいて…
「…日奈?」
上条が声を掛けて歩み寄ろうとした途端
上条に背中を向けて走り出した。
「おいっ」
追いかけようと思ったものの
大量のティッシュをその場に残すわけにもいかずに
上条がその場に立ち尽くす。
なんだよ、あいつ…
つぅか…
何でこんな時間にこんなとこ…
…まさか、
さっきの女の事誤解された…?
色々な考えが頭に浮かんできて…
上条が片手で髪をくしゃっとかきあげる。
…クソ
なんなんだよ、今日は…
大量のティッシュに目を落としながら
上条が大きなため息を落とした。
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