脱衣場で服を脱いだ今では鳥肌が立った。
渉が夕食を食べている内にと、好美は早速浴室に来たのだった。
洗濯と脱水が別々の二層式洗濯機の前にあるカゴに制服と着替えの浴衣を置いた。
すりガラスを開ければ、またこじんまりとした浴室。
古いというわけではないが、新しいとも思えない。
水色の四角いタイルが床と壁に貼られていて、どこか薄暗い一室。
むわとした湿気。浴槽の蓋を開ければ、白い蒸気が顔全体にかかり温度からか毛穴が開いたような気がした。
――あつい。
風呂ならば当たり前だが、指先をつけながら、“さっきいれたばかりのような温かさ”を感じる。
渉が湯を入れた素振りはない、ならば渉が出かける以前に入れたと思えばいいが、それにしては熱すぎた。


