数秒間、私はそこに突っ立って“イケメン”くんを見ていた。 見ていた、というか… 目が離せなかったのだ。 その時、イケメンくんと私の目が合った。 ハッと我に返り、慌てて目を逸らす私。 そしてその場から逃げるように早足で立ち去る。 ――――――完璧に魅了されていた。