ん… なんか、くすぐったい… 何…? カーテンから漏れる光りで、きもちよく目を覚ました。 なぜか、目の前に手が3つある……。 あたし…寝ぼけてる? 3つのうちの1つの手で、目をこすった。 あれ、やっぱり3つある……。 「スー、スー」 そして、首にかかる寝息。 あ、思い出した。 あたし、一人じゃないんだ。 大好きな人と一緒に寝たんだ。