今は、緑いっぱいの静かなところに暮らしている。 お父さんも、前の優しいお父さんに戻ってきたし。 今ほど幸せな時間なんて、ないよ…。 「やば!遅刻だ!」 今では、あたしもちゃんと公立の高校に入ることができた。 友達も、たくさんいる。 これでいい。 あたしにはこのほうが合ってる。 「…いってきまーす!」 誰もいない家にむかって叫び、学校へむかった。